皆さんこんにちは!
今日は全力恋活ガール、ゆりぽんの回だよ。
全力恋活ガール!と名乗るくらい、自由奔放に生きているワタシ。地元ではとにかくいい子と評判で、不良や悪事とは無縁の人間だった。
いい子でいた方がギャルたちに目をつけられないし、そこでは生きやすかったからね。
でも、高校卒業後すぐ上京して東京にいるガール&ボーイたちにものすごーく感銘を受けたワタシは、いい子ちゃんリミッターがすんごい勢いで外れていった。
世界がこんなに広かったなんて!
各々がこんなに突出していいなんて!
東京サイコー!!!!!!!!!!!
てな感じでね。
今日はそんな上京したてのハッチャケ期のワタシが出会った、衝撃ビジュアルボーイの話を書きます!
美しい裸体と
見たことのない金属
その人との出会いはクラブだった。
さまざまな男女が入り乱れ、それはそれはカオスな場所。
東京でできたイケてる友人とギンギラギンなクラブにいる。それだけでワタシは大興奮だった。
お酒もまわって気分もいい感じになったときに、めちゃくちゃ綺麗な顔のニット帽を被った男の子を見つけた。
美しいなあと思って眺めていると、彼もワタシの視線に気づいて微笑みながら近づいてきたのよ。
そんなこんなでその後の会話は全く覚えていないけれど、気づいたらホテルのベットの上にいた。
きゃーーーー!ワタシったらなんて悪い子なんだろう!これぞ東京ナイトやでい!
手首からタトゥーが見えていたので
「〇〇君絶対Sやろ〜!」とルンルンで聞くと
「僕ね、ドMなんだよね(ニコッ)」と。
あ、そうなの?ちょっぴり残念。
でも、次の瞬間、帽子を取った彼を見てびっくり。後頭部にもタトゥー!!すげえ!!
服を脱いだら更にびっくり。全身に蓮の花のタトゥーがあって両乳首にはピアス!!ひいいいいい!!!!!!!!
ん?ちょいまち!体毛が無ええ!!!
驚いて聞くと、腕も脚もバナナ付近も全部ツルンツルンに剃っているらしい。
当時パイパンの男の子を見たことがなかったワタシは、下の毛も無いのか!とワクワクしながらズボンを下げた。
えっ?!?!?!?!
これなに?!?!?!?!
田舎っぺのワタシは完全にびびった。下の毛がないことにびびったのではない。なんと、バナナをホールドする金属が付いていたのだ!!(えっぐ)
びっくりしすぎてバナナを見たまま硬直しているワタシに、
これね、勃起しないようにする装具なの。彼女がどうしても着けてほしいって。興奮しても我慢しなきゃいけないからすごく辛いんだけど、外して彼女とするセックスがやばいんだよね。
ん……?(思考停止)
いいいいいやお前彼女おったんかい!ほんで彼女もクラブに行かすんかい!っていうか勃起しないようにする装具って何いいいいいい?!
全てがハテナだったけれど、装具は鍵が付いていて取れないので、とりあえずセックスできないということだけは分かった。
あの…いったい…いったい何しにきたの…?
いっぱい我慢したいから、僕に体を舐めさせて(チワワのような目)
この状況意味わからん過ぎる!と思いながらも、かなり悪そうな見た目の超美しい男がワタシの体を求めて必死になっていることにめちゃくちゃ優越感を感じた。
不良への憧れがうずくとき
全身タトゥーのパイパンドMマンと謎の一夜を過ごしたことで、いい子ちゃんだったワタシにも不良への憧れが少なからずあったことに気づいた。
中学の頃、どうやって履いているんだ?と
疑問に思うくらい制服のズボンを下げて、
痛々しいほどピアスの穴を開けていた彼ら。
今考えると全くかっこよくないのに、そんな悪ぶっている彼らが当時はすごくキラキラして見えた。
あの頃の気持ちが大人になった今でもあるんだと思った。
全身タトゥーのパイパンドMマンとはそれっきり会っていないけど、街で映画『蛇にピアス』のシバやアマみたいな人を見るたびに、
学生の頃のワタシの不良への憧れがうずく。
全身タトゥーのパイパンドMマン、今日もバナナをホールドする金属を付けて遊びに行ってるのかなぁ。
やばい奴やと思ってたけど、「装具を外してからする彼女とのセックスが好き」とか、よくよく考えたら全身タトゥーのパイパンドMマン、彼女を愛してるめっちゃええ奴やないかい!